製品選定ガイド

迷わないSPD選定ガイド(100V / 200V / 三相200V)

用途と電圧で、3パターンから選ぶだけです。迷ったらヒアリングまたは分電盤写真をお送りいただければ、こちらで判定します。

結論:電源種別で型番確定 → 不明なら盤写真で無料判定。これだけです。
型番が決まったら相談へ、不明なら無料判定へ
この型番で相談(フォームへ) 電圧不明 → 盤写真で無料判定

どの電気サージ抑制装置を選べばいいですか?

用途と電圧で、以下の3パターンから選んでください。迷ったらご相談いただければ、ヒアリングまたは分電盤写真で確認し、こちらで判定します。

PATTERN 1 / 緑ラベル

サーバー・PC・監視カメラを守りたい

単相 100V
例:I8-SPD100
用途:一般的なコンセント/PC・サーバー周辺/ONU・ルータ・Wi-Fi・ネットワークハブ/PoEスイッチ・監視カメラ電源/UPS周辺機器
✓ 最も汎用的なタイプ。まずは「重要機器のコンセント」から導入できます。
PATTERN 2 / 橙ラベル

工場のライン・動力ポンプを守りたい

単相 200V
例:I8-SPD150
用途:単相200Vの製造装置/ポンプ/エアコン/厨房機器(200V系)など
✓ 工場や厨房など、200V設備で多く使われます。
PATTERN 3 / 3台セット

大型ライン・受変電設備を守りたい

三相 200V
例:I8-SPD200 × 3台
用途:動力盤/大型モーター/生産ライン/受変電設備(二次側)
⚠ 三相200V回路には3台セットが必要です(理由は下記)
迷わない選定表(100V / 200V / 三相200V):守りたい機器・電圧・タイプ・代表例・必要台数の一覧表
三相200Vで3台必要な理由:三相200Vは線間が3組(R-S/S-T/T-R)あります。本製品は相間(線間)の電位差を中和する方式のため、全ての相間を保護するには各1台ずつ計3台が必要です。1台だけでは保護できない線間が残り、効果が部分的になります。
専用盤での対応も可能:現場条件によっては既製品の組み合わせより、専用盤(オリジナルの電気サージ抑制装置盤)でまとめた方がスムーズな場合があります。盤写真とご要望を伺い、最短ルートでご案内します。
取扱業者の紹介:ヒアリング内容や現場条件によっては、取扱実績のある関係業者(販売・手配等)をご紹介する場合があります。最適な進め方を優先してご案内します。

電圧・回路の種類が分からない場合はどうすればいいですか?

次のどれか1つが分かれば判定できます。盤写真3枚をお送りいただくだけでこちらで確認します。

「単相か三相か」「100Vか200Vか」が分からない場合でも、以下の情報があれば判定可能です。

写真3枚でタイプと必要台数を判定:盤全体→主幹ブレーカ表示→機器の銘板の写真を送るだけで100V/単相200V/三相200Vを判定
📷 推奨する写真の3点セット(機密部は不要です)
① 盤全体扉を開けた状態の分電盤全体(ブレーカが見える状態)
② 主幹ブレーカ表示メインブレーカ周辺の表示(100V / 200V / 3φ等の記載)
③ 守りたい機器の銘板守りたい機器の定格表示ラベル(電圧・電流が書かれた部分)
※写真は「銘板・主幹表示だけ」でもOK(機密部は不要)
確認できるポイント(どれか1つでOK):
  • 分電盤・機器の銘板(100V/200V/3φ200V 等)
  • ブレーカ表示(単相2P/三相3P など)
  • 分電盤写真(主幹ブレーカ周辺+機器銘板)

よくある失敗(選定ミス)はありますか?

多いのは「電圧・回路の種類の思い込み」と、守るべき線(電源/通信)の見落としです。

⚠ 誤りやすいパターン:
  • 単相200Vなのに100Vだと思い込んでいた(機器銘板や盤表示の見落とし)
  • 単相3線(100/200V)を”単相200V”と勘違いしていた(盤の取り出し点が変わる)

ご不安な場合はお気軽にご相談ください。打ち合わせしながら必要なタイプ・台数をご案内します。

「盤でまとめて確実にやりたい」「仕様を一本化したい」という場合は、専用盤としての見積・提案も可能です。盤写真とご要望(守りたい機器/回路数/設置場所)だけいただければ、条件に合う形でご案内します。
技術者向け補足:単相3線式 (100/200V) での使い分け
  • 100V負荷を守る場合:L-N間(またはL1-N, L2-N)に「単相100タイプ」を設置(※単相3線全保護は2台推奨)
  • 200V負荷(エアコン・ポンプ等)を守る場合:L1-L2間に「単相200Vタイプ」を設置(N線には接続しません)

各製品のスペック(仕様)を教えてください。

各電圧(100V/200V/三相)に対応した産業用スペックです。搭載SPDはJIS C 5381-11(Class I-II-III)試験規格に準拠し、UL認証部品を採用しています。

全機種共通:動作開始電圧 280V以上、使用温度範囲 -30℃〜60℃
項目 100Vタイプ(緑) 単相200Vタイプ(橙) 三相200Vタイプ
適用回路単相2線 / 単相3線 (100V)単相3線 (200V)三相3線 (200V)
設置構成 L-N間に1台
(※単3全保護は2台推奨)
L1-L2間に1台 R-S, S-T, T-R間に各1台(計3台)
公称放電電流2kA(8/20μs)2000回以上
最大放電電流10kA(10/350μs)1回
電圧防護レベル300V(at 2kA)/ 1250V(at 10kA)
SCCR(短絡電流定格)200kA(専用遮断器協調時)
内蔵ヒューズ消弧10A(温度ヒューズ機能付)

※表記はカタログスペック(サージ電流処理能力)に基づきます。Class I・II・III対応。

技術者向け補足:SCCRと保護協調
本製品は内部に消弧用ヒューズ(10A/SCCR 10kA-500A相当)を内蔵していますが、盤内設置の際はメンテナンスおよび短絡保護協調のため、必ず前段に「専用遮断器(MCB/MCCB等)」を設置してください。推奨遮断器との組み合わせにより、SCCR 200kAまで対応可能です。
⚡ 電気サージ抑制装置(SPD)で「守れること/守れないこと」

過電圧(サージ)を抑制し”機器の破壊・誤作動リスク”を下げますが、すべての電源トラブルをゼロにはできません。

✓ 守れること(リスク低減)
  • 雷サージ等の瞬間的な過電圧による損傷リスク低減
  • 二段保護構成による残留電圧の抑制(設計条件あり)
✕ 守れないこと
  • 長時間停電
  • 設備容量不足
  • 配線ミス・接地不良など設備側の根本問題
⚠ 重要:通信経路(LAN等)からの侵入が疑われる場合は、別途対策が必要になることがあります(現場構成で判断)。
📊 根拠(データ)はありますか?
はい。提示できる範囲で、試験・実測データを順次公開します。
  • 現在、波形のBefore/Afterを含む「根拠コンテンツ」を整備中です。
  • 公開準備が整い次第、本ページに追記します。
  • 先に現場条件に合わせた判断が必要な場合は、型番確定/盤写真で無料判定をご利用ください。
保護前(SPDなし):スパイク状のサージ波形が多数観測されている
保護前(サージ波形あり)
保護後(SPDあり):サージが抑制され波形が安定している
保護後(サージ抑制)
※現場条件(配線・距離・接地・通信経路等)により結果は変動します。
※最適構成は、盤側+機器側の二段保護(協調保護)を前提に設計します。

迷う前に、電源種別で型番を確定する

不明なら盤写真で無料判定へ進んでください。必要に応じて盤側+機器側の二段保護で設計します。

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